この9 月、Unistellar観測者のネットワークは、太陽系のはるか彼方にある惑星を観測するというレアな機会が与えられます。 来たる9 月 24 日に、巨大な太陽系外惑星TOI 2010.01が通過します。この様子は、太平洋の両サイドにある大陸から観測することが可能です。 Unistellarの望遠鏡を用いて、巨大な惑星の軌道測定の向上にあなたも貢献してみませんか。

TOI 2010.01 は、2019年の8月にNASAのトランジット系外惑星探索衛星 (TESS) によって発見されました。 以来、その存在を確認する目的で、Unistellarの天文学者がこの太陽系外惑星のデータを収集し続けています。この動きにより、惑星が星の周りを周回するために要する時間が約141日間であることまで分かりました。

この情報以外は、TOI 2010.01についてはまだ明らかになっていません。直近では、カナダの宇宙望遠鏡によってこの惑星の 2 度目の通過観測が試みられています。 この望遠鏡に記録されたデータによれば、 来たる9 月 24 日に再び新たな通過が起こり、約9時間にわたって展開すると予測されています。 Unstellar観測者のネットワークにとっては、350光年 (3000兆km!)以上の距離にあるはるか彼方のこの太陽系外惑星を一丸となって観察するチャンスが到来します。 さまざまな国からUnistellarのアマチュア天文学者が観測を行うことを通じて、謎の惑星を解明することができます。
今回の通過に関するデータが数多く集まるほど、天文学者によるTOI 2010.01の軌道周期が特定しやすくなります。この特定は、はるか彼方の世界を知るための貴重な第一歩となります。
天文学者にとっては、太陽系外惑星TOI 2010.01の通過前後における観測も重要です。この観測期間が17時間続くことから、全域をカバーするには各大陸からの観測者が要されます。 この観察期間は、9月24日(土)の日本標準時(JST)で午前11時30分頃に始まり、北米とハワイから観測することができます。 通過の終わりは、9月25日(日)の朝に日本から観察することができます。

Disclaimer: The material contained in this document is based upon work supported by a National Aeronautics and Space Administration (NASA) grant or cooperative agreement. Any opinions, findings, conclusions or recommendations expressed in this material are those of the author and do not necessarily reflect the views of NASA.

eVscopeを使用して観測するには?

初めて太陽系外惑星の通過を観測する方は、まず 太陽系外惑星チュートリアル ページにアクセスして、関連技術の概要をご覧ください。
次にUnistellarの太陽系外惑星の予測ページに移動し、あなたのロケーションを選択してTOI 2010.01 – 9月24日(土)をクリックすると、観測にまつわる設定と観測マップが表示されます。

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The visibility map of TOI 2010.01’s transit. The orange diamonds denote partial visibility of the event, where an observer at that location will see a portion of the transit. Yellow diamonds denote full visibility, although tracking issues may occur due to the target’s high altitude. Your local time may vary from what is shown.